Nexus5のフロントパネルを自力で交換しました。
2018/02/18
いま僕が使っているスマホはNexus5なのですが、先日落として画面を割ってしまいました。
僕のNexus5は保証に入っていないので、これを直すにはどこかの業者にやってもらうか、新品を買うしかありません。
しかし、修理は2万円くらい掛かりますし、新品を買うならさらに高くつきます。
というわけで、今回はNexus5を自力で修理してみました。
修理に必要なもの
Nexus5の修理に必要なものは主に3つあります。
フロントパネル
当然ですが、交換するフロントパネルが必要です。
ここで注意しなければならないのは、ガラスだけ安く注文することもできるのですが、ガラスとタッチパネルは接着剤で強く固定されており、これを外すのはとても大変らしいので、ガラスとタッチパネル、さらにはサイドフレームまでついたものを強くオススメします。ガラスだけより数千円高くつきますが、初心者にはこっちのほうが圧倒的に失敗せずに済むと思います。
Amazonのレビューも参考にしつつ、僕はこちらを選びました。
パネルを交換した後に貼り付ける保護ガラスもしっかりとしたものがついていて、とても安心感があります(追記→その後案の定落として保護ガラスの性能に感謝することに……)。
ピックなど、バックカバーを外せるもの
ギターのピックなど、薄くてある程度頑丈なものを用意しておきましょう。
Nexus5のバックカバーは隙間からこじ開けるような構造になっているので、これがないと開けられません。
プラスドライバーとY字ドライバー
プラスドライバーを持っていないという人はそこまで多くはないとは思いますが、Nexus5の内部にはY字のネジもあります。
Y字ドライバーはそうそう持っていないと思うので、フロントパネルを注文するついでに買ってしまいましょう。
ちなみに上で紹介した商品は、フロントパネル一式に加えて、ピックやヘラ、さらにはY字ドライバーもついていたのでこれ1つですべてOKでした。
しかし、写真に載っているはずのプラスドライバーはついていませんでしたし、レビューにはY字もついていなかったとのレビューもあるので、あまり期待せずに、ついてたらラッキーくらいの気持ちで買うのがよいのでしょう。僕もそんな感じで注文しました。
おまけ:あると便利だと思ったもの
ピンセットがあると、この先の作業はだいぶ楽になると思います。手先があまり器用でない方はピンセットもあったほうがよいでしょう。
ただ、素手でもやろうと思えばできます。
早速分解してみましょう!
それでは早速分解です。
始める前に、可能であるならば1手順ずつ写真を撮りながら進めるのがよいでしょう。
全体図で1枚以上、ズームで1枚以上は撮っておくと後で組み立てるときに役に立ちます。
ちなみに分解動画はiFixitで見られるのでこちらも参考にしてみてください。
まずはバックカバーと本体との隙間にピックをはさみながら少しずつ開けていきます。
そして、まずは上側のYネジを外してフタを開けます。
そして、上の写真だとW,Dとかチェックマークとかがマジックで書かれている部分、これがコネクタなのですが、これをフロントパネルキットに付属のヘラで外していきます。
すると、バッテリーが外せるようになるのですが、このバッテリーは強力な粘着テープでくっついています。
なので、バッテリーを傷めないように慎重に外してください。
iFixitの動画によると、本体下側にヘラを入れててこの原理のように持ち上げるときれいにいくようですが、僕は分からずに上から剥がしてしまいました。変な力をかけるとこうなります。
一応電池本体にダメージは行っていない(と思う……)のでそのまま使ってます。
それが終わったら、上部の基板をフロントパネルから剥がしてしまいましょう。
ちなみに下図の赤丸部分ですが、下の2つはアンテナ線です。基板を押さえながらおっかなびっくり外しましょう。上の赤丸はこれもまたコネクタです。ヘラを使って丁寧に外しましょう。他にもコネクタがあったような気もしますがちゃんと場所覚えていません。基板を外そうとしたときにひっかかってる?と思ったら無理に力を入れずにどこかがつながったままになっていないか確認しましょう。
上が済んだら次は下です。今度はY字でなくプラスのネジを外していきます。
赤丸で囲った部分のコネクタを外し、基板をフロントパネルから剥がします。
こちらの基板はすごく薄いので、上から引っ張りつつ、下からはなにかをはさんでから持ち上げるようにして慎重に外しましょう。これが破れると大変なことになります。
基板を外し終わると、このようにスッキリとしているはずです。
しかし分解はまだ終わりではありません。交換先のフロントパネルを見ると、スピーカーやらカメラやらは付属していないので、今度はこれらのこまごまとしたパーツを外していくことになります。
とはいってもこれらを外すのは難しくありません。ただし、設置してあった向きだけは必ず分かるようにしておくこと。特に電源ボタンやら音量ボタンやらは違いが分からなくなりがちです。
これで分解作業は終了です。
後は分解と逆順で新しいフロントパネルに付け替えていけば完成です!お疲れ様でした。
まとめ
Nexus5の修理は、ちゃんとした修理キットを買えばそれだけで即修理が可能!
手順を細かく確認するのと同時に、こまめに現状の写真を撮りながら作業しましょう。
無理な力を掛けるのは厳禁!
おまけ
修理後……
「なんかバックカバーの閉まりが悪いな~、もう一度開けてみるか」
「パカッ」「ブチッ」「えっ」
というわけで、Nexus5修理第2弾をお待ちください(涙)→Nexus5のアンテナ線を取り替えました。