IPOにおすすめの証券会社(少額投資家向け)
2018/02/18
さて、前回はIPOの素晴らしさを解説しました。
今回はその素敵なIPOとやらはどうやったら買えるんじゃいって話です。
IPO株を買うためには?
さて、IPOの魅力は分かったけどどうやって買えばいいんでしょう?
株というと株券のように紙が配られるようなイメージがありますが(僕も昔はそうだった)、いまどきの株はネット上ですべて取引が終わります。
というわけで株を買うためにはネット上でいいので証券会社に口座を開く必要があります。
普通の株取引をするならまた別の切り口があるのかもしれませんが、今回は、
- IPOに特化!
- 平凡な大学生でも当たりやすい!
という点を重視して紹介していきましょうか。
IPOに特化とは?
前回の説明で魅力ばかりのIPOですが、どこでも取り扱っているわけではありません。
今回はA証券が引き受けますよー、今回はB証券ですよー、と毎回引き受ける証券会社が違います。
ただ、引き受けやすいところとなかなか引き受けないところがあり、そこが差になってくるわけです。
じゃあ一番IPO案件を引き受けているのはどこかというと、SBI証券です。
じゃあSBI証券ってヤツに口座開設すればいいんだな!ハイ解決!
……とはいかないんですよねえ。
配分方法が公平とは限らない!
世の中には、「お得意様」ってものがあります。
そして一部の証券会社ではそのお得意様がIPOのほとんどを持って行ってしまう場合があります。これが公平ではないという理由の1つ目。
そして2つ目は、たくさん申し込めば当たりやすくなるというシステムです。
抽選方式の違い
抽選は公正なるなんとかかんとかにより公平に行われます、みたいなことが書いてあることはよくありますが、この「公正」がどういう意味かを知っておく必要があります。
まずは文字通り公正な場合。
1人1票制で完全にランダム。すべての人が平等に抽選を受けられるのがまずひとつ。
そして注意しなければならないのが、1口1票制の抽選が行われる場合です。
1口1票ということは、大量に申し込む資金力がある人はその分だけ余計に抽選されうるということです。
今回は資金量が少ない個人を想定しているので、前者のルールを採用している証券会社を選びたいところですね。ちなみにSBI証券は後者のルールなのでオススメ度は少し下がります(とはいえとてもいい証券会社です!)。
以上を踏まえたオススメ証券会社
IPOを引き受けることが多く、1人1票の抽選制度をもった証券会社を紹介します。
マネックス証券
マネックス証券は全IPOの半分くらい引き受けている印象があります。
その頻度の多さもさることながら、割り当てられた株をすべて抽選に回してくれるため、基本的に当選本数が多いです。
IPO狙いでまず1つ口座を作りたいと思うならここを優先すべきでしょう。
SMBC日興証券
SMBC日興証券も全IPOの半分くらいを引き受けています。
抽選に回してくれるのは20%程度であり、これだけ聞くとマネックス証券の方が有利に聞こえますが、SMBC日興証券は主幹事という、IPOを引き受ける幹事の中でも圧倒的に割り当て枚数が多いポジションにつくことが多いです。
具体的に言うと、主幹事が80%ほどの株をもっていき、残りの20%を他の証券会社(5社とか6社とか)で配分するといったような極端な差が出ます。
例えば当選本数が1万本だったとしましょう。
このうちの8000本が主幹事へ。2000本を他の幹事5社で400本ずつ分け合ったとします。
すると平幹事が400本をすべて抽選に回してくれても、抽選に回るのは400本。
対して主幹事が20%抽選に回してくれると抽選に回るのは1600本となり、4倍も当選率が変わります。
そのため主幹事をよく引き受けるSMBC日興証券はオススメなのです。
まとめ
IPO狙いの少額投資家がまず口座開設すべきなのは
- マネックス証券
- SMBC日興証券
で決まり!
もし動かせるお金が増えてきたら、
SBI証券などの他の証券会社を掛けもちしてみるのもよいでしょう。